情報システムのインシデント管理に対する監査で判明した状況のうち,監査人が,指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。

情報セキュリティ管理

インシデント対応手順が作成され,関係者への周知が図られている。

なぜ違う: 対応手順の作成と周知は,インシデントへ適切に対応するための望ましい管理である。

インシデントによってデータベースが被害を受けた場合の影響を最小にするために,規程に従ってデータのバックアップをとっている。

なぜ違う: 規程に従うバックアップは,復旧と影響軽減のための適切な対策である。

インシデントの種類や発生箇所,影響度合いに関係なく,連絡・報告ルートが共通になっている。
全てのインシデントについて,インシデント記録を残し,責任者の承認を得ることが定められている。

なぜ違う: 記録を残して責任者が確認することは,追跡や再発防止に役立つ適切な管理である。

正解: ウ

インシデント管理では,種類,発生箇所,影響度,緊急度などに応じて報告先やエスカレーション経路を定める必要がある。全てを同じルートにすると,重大インシデントが必要な責任者へ速やかに届かないおそれがあるため,監査上の指摘事項となる。

出典:令和5年度 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 公開問題 問9